豊島将之竜王、52手の短手数で先勝 羽生善治九段はタイトル100期に苦難のスタート/将棋・竜王戦七番勝負 将棋羽生善治,豊島将之 2020/10/10 16:34 拡大する 将棋の竜王戦七番勝負第1局が10月9、10日に東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で行われ、豊島将之竜王(叡王、30)が羽生善治九段(50)に52手で勝利、初防衛を目指すシリーズで好スタートを切った。タイトル通算100期の大記録がかかる羽生九段は、50代での初タイトル戦は黒星からの出だしとなった。【中継】豊島竜王が羽生九段に快勝した一局 過去の対戦成績では豊島竜王の16勝、羽生九段の17勝とほぼ互角だったが、本局では先手番の羽生九段が矢倉を目指したところ、豊島竜王は急戦を選択。両者陣形を整える間もなく、一気に戦いが始まった。1日目はわずか26手目で終了するなど短手数だったが、局面としては序盤どころか中盤半ばという緊迫したところまで進んだ。 続きを読む 関連記事