今年1月、ある殺人事件の判決が大きな注目を浴びた。罪に問われたのは、実の母親を殺害した桐生のぞみ被告(34歳)。医師になってほしいという母の願いを受け、9年ものあいだ医学部を目指していた最中に起きた事件だった。共同通信によると、裁判官は「同情の余地がある」と一審より5年短い懲役10年を言い渡した。