執念の“同体”に館内騒然 「かかととつま先が同時」簡潔な物言い説明に拍手も 大相撲 2021/05/13 08:00 拡大する <大相撲夏場所>◇四日目◇12日◇東京・両国国技館 前頭十七枚目・天空海(立浪)と前頭十三枚目・大奄美(追手風)の一番で、左を差され、土俵際で絶体絶命となった天空海が懸命の粘りを見せて同体に。両力士がもつれるように土俵下に落下した際に館内は一時騒然となったが、物言い協議後に簡潔な説明がなされると拍手が沸き起こった。【映像】執念の同体に館内騒然 立ち合い左に変化した天空海だったが、大奄美に左を差されると一気に押し込まれて土俵際まで後退。その後、俵の上で粘ったものの、最後は両力士がもつれるような体勢で土俵下へと落ちていった。際どい勝負に館内がざわつき、行司軍配は天空海にあがったものの、物言いがついて審判団が協議する展開に。その後、審判長が「ただいまの勝負は、両者、かかととつま先が出るのが同時と見て、取り直しといたします」と簡潔に説明すると、客席には拍手が響いた。取り直し後の一番では、大奄美が肩透かしで天空海を下して2勝目、敗れた天空海は3敗目を喫した。 続きを読む