将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が10月3日に行われ、石井健太郎五段(27)が大平武洋六段(42)を140手で下し、二次予選進出を決めた。
 角換わり腰掛け銀の出だしから始まった対局は、お互いじっくり相手の出方を見た後、後手番だった石井五段が、大平陣を8筋から攻略。大平六段の反撃にもしっかり対応しながら、ペースを渡さず快勝した。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。