将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が10月11日に行われ、黒田尭之四段(23)が橋本崇載八段(36)を103手で下し、二次予選進出を決めた。
黒田四段は2019年4月に四段昇段を果たしたばかりのルーキー。実績十分の橋本八段と一手損角換わりの出だしから指し進めると、激しい攻め合いの中でも徐々に優位に。力強い粘りが持ち味の強敵に対してもひるまず、早指しながら持ち時間を余す快勝を収めた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。