「タンチョウを呼び戻すことは、渡り鳥による食害につながるのではないか」
 「舞鶴だけでタンチョウを呼ぼうというのは困難だと思う」
 「町民の意識が付いていくかな」
 町にタンチョウを呼びたいという思いは、遠い夢物語にすぎなかった。それでも土地に刻まれた“舞鶴”という名前を信じて取り組み、4年後、農家の人たちの手によって見事に実現した。