【米大リーグ】ホワイトソックス－エンゼルス（9月16日・日本時間17日 シカゴ／ギャランティード・レイト・フィールド）
エンゼルス大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、第3打席でこの試合2本目となる内野安打を放ち、9試合ぶりとなるマルチ安打をマーク。飛距離十分といった特大ファウルで球場を騒然とさせるなど復調傾向に入ったからか、一塁ベース付近でにっこりと笑う様子が現地映像でとらえられ、ファンも「ニコ谷嬉しい」「笑顔が最高」と喜んだ。
大谷は直近7試合の打撃成績が22打数4安打、打率.182と低迷。本塁打王争いでも、一時は2位に5本差をつけ独走状態と見られていたが、ペレス（ロイヤルズ）、ゲレロJr.（ブルージェイズ）の2人が45本塁打を放ち、44本塁打の大谷は3位に後退していた。それでもこの試合は第1打席から最近の不調を吹き飛ばすような積極的なスイング。第1打席では鋭い打球が一塁ベースを直撃するラッキーな内野安打。第2打席は空振り三振だったものの、気持ちよくスイングする様子に、ファンからは「今日はいける」といった前向きなコメントも寄せられていた。
チームも序盤から大量得点で、早々に試合を決めるほどのリードを奪う中、迎えた5回の第3打席は、さらにファンの心を踊らせた。初球、内角高めに入ってきたシンカー系のボールを鋭く叩くと、打球はあっという間にライトスタンド上段へ。ただ、惜しくもわずかにライトポールの右側を通過し、両リーグトップタイの45号にはならなかった。それでも、カウント1-1から、前日までなら空振りしていたような外角低めに逃げる変化球をうまくバットで拾い上げると、大谷シフトの合間に転がる内野安打に。特大アーチこそおあずけになったが、大谷としては久々のマルチ安打となった。
ファンが喜んだのはこの後。一塁ベース付近で、ホワイトソックスのファースト・シーツと何やら言葉をかわすと、しばらく見られなかったような爽やかな笑顔が現地映像でも大きく映し出された。これには「なんか雰囲気変わったね」「笑顔が最高」「いい感じや！」「ニコ谷嬉しい」「気持ちにも余裕ができてきたかな」と、ファンも一安心というようなコメントが多く寄せられていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
