将棋の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が9月17日、棋王戦挑戦者決定トーナメントで斎藤慎太郎八段(28)に109手で敗れ、3回戦で姿を消した。13日に叡王戦五番勝負で、豊島将之竜王(31)から叡王を奪取、最年少19歳1カ月での三冠を達成していたが、本局では同じ関西所属の実力者に中盤以降、押され続ける苦しい展開に。先輩棋士に意地を見せられ、2021年度内の六冠の可能性は消えた。