藤井聡太三冠、初のA級昇級へ重要局「千駄ヶ谷の受け師」木村一基九段と対局開始/将棋・順位戦B級1組
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 将棋藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が9月20日、順位戦B級1組で木村一基九段(48)と午前10時から対局を開始した。史上最年少で三冠を達成した藤井三冠だが、初のA級昇級を目指す上で、タイトル挑戦中と上り調子の木村九段との対戦は、今後に大きく影響を与える重要局。受けに定評のあるベテランに対して、どんな将棋で挑むか。

【中継】順位戦 B級1組 第5回戦 藤井聡太三冠 対 木村一基九段

 藤井三冠は1週間前の叡王戦五番勝負第5局で勝利し叡王を獲得、史上最年少の19歳1カ月で三冠となった。日本中のファンが、またも成し遂げた快挙に沸き立ったが、本人には余韻に浸る暇もなく、次なる目標へと向かう戦いが始まっている。

 現在、B級1組で藤井三冠は3勝1敗。他の棋士の多くは5局まで消化し、佐々木勇気七段(27)が唯一の5連勝で単独トップに立っている。1敗も4勝1敗の千田翔太七段(27)だけ。藤井三冠が本局に勝てば同じく4勝1敗で並ぶが、前年成績をもとにした順位では3位となり、昇級枠の上位2人にはまだ入れない。上を行く2人とは直接対決を残しているだけに、それまではぴったりと後ろを追走したいところだ。

 ただ目の前の木村九段も、強敵だ。ベテラン48歳ながら2年ぶりにタイトル挑戦を果たし、永瀬拓矢王座(28)との五番勝負は現在1勝1敗の五分。最近の状態の良さを示している。2人は18日に行われた、非公式戦・早指し団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の決勝で1局指したばかり。公式戦での通算成績は、藤井三冠が6勝1敗とリードしているが、この数字が本局にどこまで影響を与えるか。

 持ち時間は各6時間で、先手は藤井三冠。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
 

第80期 順位戦 B級1組 第5回戦 藤井聡太三冠 対 木村一基九段
第80期 順位戦 B級1組 第5回戦 藤井聡太三冠 対 木村一基九段
お〜いお茶presents第4回ABEMAトーナメントチーム藤井VSチーム木村
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【動画】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメントチーム藤井VSチーム木村