大谷翔平、2打席連続の申告敬遠含む4四球現地は大ブーイングファンも不満の声「全然勝負してくれない」

【米大リーグ】エンゼルス-アストロズ（9月22日・日本時間23日アナハイム／エンゼル・スタジアム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、第4打席、第5打席と続けて申告敬遠で出塁した。熾烈なホームラン王争いを続ける中、計4四球と勝負を避けられる場面が続いたことで、本拠地エンゼル・スタジアムに詰めかけた観客は大ブーイング。日本のファンからも「つまらんなぁ」「全然勝負してくれない」と不満の声が上がった。

【映像】大谷、2度目の申告敬遠に不満顔もすぐ笑顔に

　大谷は前日の試合で10試合ぶりの45号ソロを放ち、シーズン最終盤に向けて復調をアピールした。本塁打王争いでトップを走るゲレロJr.（ブルージェイズ）とペレス（ロイヤルズ）に1本差という状況で迎えた同ゲームだったが、第1打席、第2打席は連続四球。第3打席は投ゴロに倒れるも、どの打席もストライクゾーンで勝負してもらえることはほとんどなく、相手バッテリーの大谷への警戒度の高さが伺えた。

　3点を追う7回には、5連敗中のエンゼルス打線がついに爆発する。2点を返し、なおも2死満塁の状況から、大谷の前を打つ2番・メイフィールドが走者一掃のタイムリーツーベース。5対3と一気に試合をひっくり返し、球場の盛り上がりが最高潮に達した場面で大谷が第4打席を迎えた。しかし追撃ムードに冷や水をかけるように、アストロズベンチは申告敬遠を選択。

　エンゼルスは8回、中継ぎのシーシェックが打ち込まれ同点とされると、9回は両チームともに無得点で延長戦に突入。10回無死二塁、先頭打者として打席に立った大谷に対し、アストロズベンチは勝負を選択したように見えたが、ボールが2球続くと申告敬遠を選択し、またしても大谷を歩かせた。

　一塁が空いている状況で強打者の大谷が相手だけに妥当な戦略とも言えたが、連日の豪快な一発に期待していた地元ファンは大ブーイング。タイトル争いの真っ只中にいる大谷と勝負してほしい、という心理は日本のファンも同様で、ABEMAのコメント欄には「これはブーイングですわ」「ほんまおもんない」「最悪」「つまらんなぁ」「全然勝負してくれない」など不満の声が続出した。

　その一方で、「やっぱりか」「そりゃそうよな」「歩かせるに決まってる」など勝負に徹するアストロズの選択に理解を示すコメントも見られた。
　（ABEMA『SPORTSチャンネル』）