二階堂姉妹、ついにMリーグでコンビ結成「新しい瑠美を見てください!」/麻雀・Mリーグ
ABEMAでみる

 長きに渡り、プロ麻雀界を牽引してきたあの姉妹が、ついにMリーグでコンビを結成する。EX風林火山が、2021シーズン開幕前のドラフト会議で指名をしたのは、オーディションを勝ち上がった松ヶ瀬隆弥(RMU)ともう一人、二階堂瑠美(連盟)だった。初年度のドラフトで1位指名をされた二階堂亜樹(連盟)の姉であり、リーグ開幕後も妹の戦いぶりを一番近くで見守ってきた存在だ。同一日に「姉妹で登板するというのが求められている」とファンの期待を把握しつつ、プレースタイルとしてはMリーグに合わせた戦い方もできると自信ものぞかせる。1+1が3にも4にもなる「二階堂姉妹」の力が、Mリーグの舞台でもうすぐ明らかになる。

【中継】大和証券 Mリーグ2021 開幕式&開幕戦

――妹である二階堂亜樹選手が3年間戦ったMリーグに、ついに参戦することになりました。

 ずっと一緒にいたので変化というのはあまりないんです。ただ、自分の成績如何ではチームに対して、亜樹ちゃんに対してもプレッシャーをかけてしまう場面が増えてしまう。そういう意味では、緊張というかプレッシャーは多少あったりします。ただ基本的にはあんまり変わってないですね。

――これまでに団体戦の経験はどれくらいありますか。

 番組の特番とか、イベントですね。最近では「理麗麻雀」というので、姉妹で経験したことがあります。Mリーグは初年度に指名をされていたら、もっと慌てていたかもしれません。リーグも4年目になって、麻雀プロである以上、どこのチームから指名を受けても準備はしておかなければいけないという風にやっていたので。そういう場面にあっても戦えるような麻雀を打てているのか、というのは常日頃から考えていました。過去の初年度、2年目、3年目に比べたら一番心構えができる準備があったので、選ばれても慌てないで頑張ろうと思っていました。

――チームに亜樹選手がいるという心強さはありますか。

 相手の方が圧倒的に麻雀プロとしても先輩ですし、教わることは山ほどあると思いますね。いろいろ教わりたいと思っています。

――ファンとしては「二階堂姉妹」で1戦目、2戦目を戦うというイメージもします。

 先発がどちらになるかわからないけれど、姉妹で登板するというのが求められていると思うので、できたら2連勝とか、1戦目にラスだったら次にトップとか、そういうわかりやすいドラマみたいのができたらいいなと思います(笑)。

――一緒にチームに入った松ヶ瀬隆弥選手とは、これまで交流はありましたか。

 全然面識がなかったです。一方的に彼と麻雀を見て、彼と親しい人たちからお話を聞いて、すごく好ましい人物だと思っていました。初めて会った時も、あの見た目ですけど、とてもちゃんとしたまともな大人で、良い性格の人だと今の時点では判断しているので、仲良くやれそうだなと思っています。

 基本的に「この人得意じゃないな」という人は少ないんですけど、彼は特に仲良くやれそうだなという感じがしましたね。「仲良くなれそうな人」「普通に仲良くなれそうな人」「仲良くなれなさそうな人」がいるんですけど、「仲良くなれそうな人」でよかったです。

――Mリーグではどんなプレースタイルを披露したいですか。

 今まで22、3年ぐらい麻雀プロをやっているんですけど、テレビ番組とかで私の麻雀を見てくれている人は、私のスタイルを期待されていると思うんですね。私は手役が好きなんで「手役派」とか言われちゃってるんですけど、私はただの手役好きなんです(笑)。ただしトップがえらいルールなので、手役を見切るタイミングがいつもより早かったりとか、そういう場面が増えると思うので、そういうところは「みんな、了承してね」という感じですかね。

 赤とかドラとか積極的に切っていくタイプなんですけど、牌効率に寄せた麻雀も打てたりもしますので、それなりに効率とか合理的な判断とかそういった部分が増えると思います。もしその手役寄りの麻雀が見たいのであれば、連盟チャンネルでお願いします(笑)。「Mリーグでは新しい二階堂瑠美を見てください」という言い方のほうがいいですね。引き出しを活用する場面がそれぞれ違うわけで、引き出しはそれなりにありますよ(笑)。

――チームは連覇を目指すシーズンになります。

 今のところ連覇したチームがないわけじゃないですか。だからやっぱり連覇をするということが、初年度の優勝を取ること以上にもしかしたら価値があるかもしれない。もちろん優勝に向けて頑張るのは当たり前なんですが、自分が凹んじゃった時、頼りになるチームメートが私以外に3人いますので、そこらへんはあまり気にしないで、ただ前を見ていくだけかなという感じです。

――最後に個人の具体的な目標をお願いします。

 ある程度リードがある状態で、トップが固いという状態になったら、割と手役寄りのスタイルにして大きなトップを狙います。去年の最高スコアが9万4000点ですよね。まだ10万点いった人がいないんですよね。それを取れるようにしたいです。トップの+50ポイントというのが大きいルールではあるんですけど、トップが固い状態になって、ある程度叩けるのであれば叩きにいこうという打ち方は得意な方なので、積極的に狙っていきたいです。
 

【中継】大和証券 Mリーグ2021 開幕式&開幕戦
【中継】大和証券 Mリーグ2021 開幕式&開幕戦
【動画】Mリーグ2021シーズンドラフト会議
【動画】Mリーグ2021シーズンドラフト会議
【動画】Mリーグ2021シーズンドラフト会議