【米大リーグ】マリナーズ-エンゼルス(10月2日・日本時間3日 シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した試合の第1打席、初球にストライクが投じられるとスタジアムのマ軍ファンが拍手と歓声で騒然となる珍しい事態が発生。元メジャーの五十嵐亮太氏が「なかなか見ない。もう少しファンの方も落ち着いた感じでスタートする。優勝がかかっているのではないか、というぐらいの雰囲気がある」と述べた。
現在、対戦相手のマリナーズは2001年、イチローのルーキーイヤー以来となるポストシーズン進出をかけて一戦も負けられない戦いを続けている。対エンゼルス、対大谷に関していえば、先月24日(同25日)の試合で大谷に対して2つの申告敬遠を含む1試合4四球という徹底マークを見せ、波紋を呼んだばかりだ。きのうの試合でも無死二塁の得点機で迎えた大谷の第2打席、3球目が外れると申告敬遠を宣告して大谷を一塁に歩かせている。
そしてこの試合、1回1死ランナー無しで大谷が第1打席へ。マ軍先発右腕のフレクセンが初球94マイル(約151キロ)の真っすぐを投げ込んでストライクを奪ったところで、スタジアムからは大きな拍手と歓声が上がった。大谷が2球目83マイル(約134キロ)を打ち上げてレフトフライに倒れると、再びスタジアムが沸いた。
ポストシーズン進出に向けて負けられないマリナーズが、一発のある大谷との勝負を選び、さらに打ち取ったこの場面、ABEMAで実況を務めた節丸裕一アナが「メジャーリーグの野球で初球ストライクが入ったときスタンドが沸くというのは、なかなか見られることではない」と話すと、解説を務めた五十嵐氏も「なかなか見ない」と頷きながら驚いた様子で語った。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



