強気のビーナスが、自ら誕生日を前祝いした。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」10月5日の第2試合では、TEAM雷電の黒沢咲(連盟)がオーラスで逆転勝利。第1試合の萩原聖人(連盟)に続く連続トップで、チームを開幕2連勝へと導いた。
【動画】黒沢咲、満面の笑みで決めポーズ

 この試合の対局はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、黒沢、セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)、U-NEXT Priates・瑞原明奈(最高位戦)の並びで始まった。試合はじりじりとした接戦で、一度はトップへ躍り出るも、瑞原の追い上げなどもあり、終盤には横一線の状況。そんな中でも黒沢は気持ちを切らさずに闘牌を続け、迎えた南4局2本場、滅多に見せない鳴きを入れて2・5・8筒の三面張を作り出すと、早々に同じく三面張でリーチをかけていた魚谷を押し退け、値千金のタンヤオのみ1100点(+600点、供託1000点)で勝利を決めた。その瞬間、解説者の渋川難波(協会)は「うわあああああ」と声を上げ、実況の松島桃は「最後は私(黒沢)よ。私の安い手はこういう時のためにあります」と興奮した。