21日に行われたソフトバンク対日本ハムの一戦、今季限りで引退するソフトバンク・長谷川勇也外野手の現役最後の打席について、ロッテファン歴25年のお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右は「ホークス魂がつながっている」と感慨深げに語った。
0-0で迎えた7回裏、1死二塁のチャンスの場面で代打として打席に送られた長谷川。日本ハムの先発・伊藤にカウント1-2と追い込まれると、変化球に手を出した球はファースト方向への弱い打球に。ベースカバーに入る日本ハムのピッチャー伊藤大海と並走しギリギリセーフかというタイミング、長谷川はヘッドスライディングで飛び込んだが、惜しくもアウトとなった。
ベンチに引き返し悔しさをあらわにする長谷川だったが、その直後、甲斐が2ランをレフトスタンドに叩き込むと、両手を突き上げたかと思いきや、溢れる涙をこらえられず袖で拭った。
最後まで全力でプレーをする長谷川の姿に、藤田は「最後までプロを貫いた感じですよね。これですよ、やっぱりプロは」とコメント。また、思いを引き継ぐように打った甲斐のホームランに、「今の工藤監督とか、秋山（幸二）監督とか小久保（裕紀）さんのいた時代を長谷川選手たちの代がつないでいって、それをさらに下の甲斐選手以降が受け継いでいくっていう。脈々とホークス魂みたいなものがつながっている感じですね。熱いですよね、ホークスって」と感慨深げに語った。（ABEMA『バズ！パ・リーグ』）
