栗山監督に声をかけられ思わず涙した斎藤佑樹 「これは2人にしかわからないところがあると思う」
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 17日に行われた日本ハムオリックス戦、現役最後のマウンドからおりた日本ハム・斎藤佑樹投手が、栗山監督から声をかけられ涙を流したシーンについて、ロッテファン歴25年のお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右は「これは2人にしかわからないところがある」と語った。

【映像】斎藤佑樹 最後のマウンド&栗山監督の言葉に涙

 2006年、早稲田実業のエースとして夏の甲子園を制覇し、「ハンカチ王子」の愛称で日本中に大フィーバーを巻き起こした斎藤。早稲田大学でも全国優勝に貢献するなど活躍し、2010年のドラフト会議では4球団から1位指名を受け、北海道日本ハムに入団。ルーキーイヤーから6勝をマークするも、近年は怪我の影響で1軍からは遠ざかっていた。2017年には6試合に登板して1勝(3敗)を記録するも、以降は勝ち星がなく、ここ2年間は1軍の登板機会もなかった。

 この日は7回表、3-4と日本ハム1点リードの場面でマウンドに送られた斎藤は、オリックス・福田周平への初球、129キロのまっすぐでストライクを奪う。2球目は外角の際どいボールを見送られたが、3球目はファールで1-2と投手有利のカウントに。しかし変化球の制球がなかなか定まらず、フルカウントとした7球目、外角のボールを福田に見送られると、斎藤は下を向いて苦笑を浮かべた。

 福田を塁に出したところで交代が告げられ、斎藤は日本ハムベンチやオリックスベンチ、つめかけたファンなど球場全体の拍手を受けながらマウンドをおりた。この時は笑顔の斎藤だったが、ベンチで今年限りの退任を発表している栗山監督に声をかけられると、思わず涙を流す場面も。その光景に藤田は「栗山監督の元年ぐらいから一緒っていうことですよね。本当に師匠と弟子という関係性、栗山監督も球団を去るわけで、思うところがめちゃくちゃあったんじゃないですかね。これは2人にしかわからないところがあると思う」とコメントした。(ABEMAバズ!パ・リーグ』)

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