投打で大活躍し、一躍メジャーリーグのスーパースターとなったエンゼルス大谷翔平。投手として9勝、打者として46本塁打という「投打二刀流」でなくても堂々とトップ選手と言える数字を残したが、ア・リーグトップなのが三塁打(8本)だ。26盗塁でもわかるように、その俊足は周囲も認めるところ。俊足・巧打の元メジャーリーガー川崎宗則氏から見ても「神様が与えてくれた最高のギフト」だ。
公称サイズは193センチ、95キロ。これだけなら過去の日本球界にも同じ選手がいただろう。ただ大谷のように俊敏に動けるような大型選手が出てきたのは、ここ最近と言っていい。川崎氏は「日本のピッチャーは足が速いです。佐々木朗希君も、藤浪晋太郎君も。ただ彼らはヒッティングができないんですけど、翔平さんはスペシャルなツールを持っています」と、大型投手でも俊足の選手は存在し、その中で打撃を兼ね備えたのが大谷だという説明の仕方をした。
大谷の180キロを超す打球速度があれば、右中間のフェンスにもあっという間に到達する。強肩の外野手たちが追いかけても、大きなストライドでどんどん加速する大谷は止められない。「外野を抜けた時に、一気に三塁まで行ってしまうのが彼の持ち味です。スピード感があるというのは、本当に神様が与えてくれた最高のギフトですね」と、その才能を称えた。
とはいえ、当の本人は特別なプレイヤーだと思っていないかもしれない。なにせメジャーリーグには大谷と同じかそれ以上のサイズながら、同じくスピーディーなプレーをできる選手がたくさんいるからだ。「今はもう、そういうサイズの人も小さく体を使えます。あれが普通になっています。だから彼も違和感なくやっているんじゃないですかね。俺は別に普通だな、と思っているんじゃないかなと」。今季42本塁打を放ったタティスJr.(パドレス)は、抜群の身体能力を持っているが、サイズは190センチ・98キロとほぼ同じ。25盗塁をマークし、ショートでも「二段ジャンプ」と呼ばれたスーパープレーも見せた。そんな選手を日々見ていれば、自然と目標も高くなる。
天から与えられし才能を、無駄にすることなく、見事に輝かせている大谷。三塁打だけでなく度肝を抜く内野安打、盗塁も成功させたその足は、豪快なホームランとはまた違った形で、球場のファンを沸かせまくる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性