<大相撲十一月場所>◇二日目◇15日◇福岡・福岡国際センター
 横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が、前頭筆頭・大栄翔(追手風)を掬い投げで破り、初日から2連勝を飾った。土俵際に追い込まれる場面もあったが、鮮やかな逆転劇を繰り広げ、視聴者からは「あそこから勝つのか」「スカッとした」「かっこよすぎ」とため息が溢れた。
 今年9月の秋場所後に元横綱の白鵬(現・間垣親方)が現役を引退し、「一人横綱」として大相撲を背負っていくこととなった照ノ富士は、6度目の賜杯を目指して今場所に臨む。二日目の取り組みでは、先場所で黒星を喫した大栄翔と対戦。土俵際に追い込まれ、あわやの場面もあったが、驚異的な粘りを見せて、最後は掬い投げで勝利。館内は興奮に包まれた。