全米野球記者協会が選ぶ最優秀選手賞・MVPが18日(日本時間19日)に発表され、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手がア・リーグの最優秀選手賞を受賞した。投票した会員30人が全て1位票(14点)を投じ、満票を示す420点を獲得。2014年のトラウト(エンゼルス)以来となる満票でのア・リーグMVPとなった。
【動画】MVPを受賞した大谷翔平の2021シーズン全46本塁打
イチロー氏以来、20年ぶりの快挙だ。大谷は今季、シーズンを通して“二刀流”で出場し、投手として9勝2敗、打者として46本塁打、100打点などをマーク。ベーブ・ルース以来、103年ぶりとなる「二桁勝利・二桁本塁打」の達成はならなかったものの、メジャーリーグの選手間投票による今シーズンの最優秀選手、メジャーリーグ機構による「シルバースラッガー賞」に指名打者部門で選出されるなど、その活躍を内外が評価。これで今季のタイトル獲得は8つ目となった。
「個人的にはどんどん切り替えて、来年もっとまたそういった賞をいただけるように頑張っていきたいなと思っているので。今年の数字を評価してもらえるのはすごくうれしいと思っています。ただ、待ちわびるという感覚ではないですし、切り替えてやっていきたいなと思っています」
15日に日本記者クラブで行われた凱旋会見で、連日のタイトル受賞に対してこう答えた大谷。「MVP発表をどこで待つか」との質問にも、「どこなんでしょうね。わからないです(笑)」とあっけらかんとしていた。
2017年11月、メジャー挑戦を表明した会見では「一番の選手になりたい」という思いを口にしたが、これがゴールではない。自身に続いてメジャーで“二刀流”を表明する選手が現れてきている中、大谷もさらなる高みを目指していく。
「(4年間で)足りなかったと思うところはたくさんあります。ただ、その目標(一番の選手)に向けて確実にレベルは上がったと思っているので、そこは自信を持って言えるかなと思います。何をもって一番なのかというのは少し曖昧なところではあるので。そこがまたよかったりするんですけど、これからも目指していきたい目標ではあります」
大谷は今季、打者として打率.257、46本塁打、100打点、103得点、26盗塁をマーク。安打数は138で、8三塁打はリーグトップとなった。四球はリーグ3位の94個で、うち敬遠数はリーグダントツの20個を数えている。投手としても、9勝2敗、防御率3.18、156奪三振をマーク。打者としてメジャー史上6人目となる「45本塁打、25盗塁」を記録し、投打で「100安打、100打点、100得点、100投球回、100奪三振」を達成するなど、まさにメジャーの歴史でも類を見ない圧倒的な活躍を見せた。
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