将棋の叡王戦段位別予選（八段戦）が11月26日に行われ、広瀬章人八段（34）が阿久津主税八段（39）に78手で勝利した。広瀬八段はBブロック決勝に進出した。
阿久津八段の先手番で始まった一局は、相矢倉から急戦調の出だしに。互角の序中盤を経て、5筋から戦いが始まると、広瀬八段が敵陣に打ち込んだ歩が厳しく、形勢でリード。阿久津八段の反撃もあったが、スピード感のある攻めで圧倒し、短手数で即詰みに討ち取った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。25人が参加する八段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王（竜王、王位、棋聖、19）。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
