<大相撲十一月場所>◇十四日目◇27日◇福岡・福岡国際センター
 第73代横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が前頭十五枚目・阿炎(錣山)を下し、千秋楽を待たずに優勝を決めた。
 照ノ富士は今場所、危なげない相撲で連勝街道をひた走り「強い横綱」を相撲ファンに印象付けた。十四日目の結びで1敗の阿炎に勝てば、年間4度目、新横綱場所から2場所連続の優勝となる。立ち合い、阿炎得意の諸手突きで攻められ、照ノ富士が土俵際に追い込まれる場面もあったが、驚異的な粘りで残し、最後は押し倒しで阿炎を土俵に沈めた。