将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が12月15日に行われ、近藤誠也七段(25)が澤田真吾七段(30)に千日手指し直しの末、145手で勝利した。近藤七段は午後7時からブロック決勝で高見泰地七段(28)と、本戦出場をかけて対戦する。
澤田七段の先手番で始まった一局は相掛かりの出だしになったが、途中から角換わり模様の将棋になると、中盤戦で膠着状態となり千日手が成立。先後を入れ替えての指し直しとなった。
指し直し局は先手の近藤七段が居飛車、後手の澤田七段が中飛車を選んで対抗形に。近藤七段が長く優勢の時間が続いたものの、両者持ち時間を使い切っての1分将棋に入り、形勢は互角に。ただ再度踏ん張りリードを奪うと、勝機を逃さず勝ち切った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。49人が参加する七段戦はA、Bの2ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






