竜王戦の1組ランキング戦の1回戦が12月24日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)と豊島将之九段(31)の対戦は215手で持将棋が成立、指し直しとなった。
【中継】竜王戦1組 ランキング戦 渡辺明名人 対 豊島将之九段
タイトル経験も十分という実力者同士の一戦は、豊島九段の先手番から角換わりでスタート。中盤以降、渡辺名人がリードし、そのまま押し切るかと思われた。それでも豊島九段が粘りを見せると、両者の玉は上部に脱出、さらに入玉を果たし点数勝負に。お互い24点以上の条件を満たし、決着がつく見込みもなくなったことから、渡辺名人の方から声をかけ、持将棋が成立した。
渡辺竜王と豊島九段は、将棋日本シリーズ JTプロ公式戦でも同じく215手の長手数。この時もお互い入玉し持将棋寸前まで行ったが、豊島九段だけが24点以上を満たして勝利していた。
両者は30分の休憩後に、初手から指し直す。
(ABEMA/将棋チャンネルより)