昨年最下位から、25年ぶりにパ・リーグ制覇を果たしたオリックス・バファローズ。そのほかにも、“令和の怪物”千葉ロッテ・佐々木朗希投手のデビュー、“平成の怪物”松坂大輔投手に“ハンカチ王子”斎藤佑樹投手の引退、“BIGBOSS”新庄剛志監督の就任など、最後まで話題が尽きなかった。
そんなパ・リーグにおける今季のベストシーンについて、ABEMA『バズ!パ・リーグ』では元千葉ロッテの里崎智也氏、西武ライオンズやロッテ、イタリアで活躍したG.G.佐藤氏、東京ヤクルトや福岡ソフトバンク、メジャーリーグで活躍した五十嵐亮太氏に語ってもらった。
五十嵐氏があげたのは、オリックス・バファローズの山本由伸選手のピッチング、特に終盤戦での力投だ。その理由について、「チーム状況が苦しい中で、“ここはエース頼む!”っていう場所では、ことごとくいいピッチングしたんですよね。これぞエースっていうピッチャーは、ここ(最近)なかなか出てこなかったような気がするので、出てきたなと。彼に任せておけばもう大丈夫だろう、流れも変えてくれるだろうっていう、その期待にしっかり応えるピッチャー。奪三振の数もそうなんですけど、ずっと見ていたいピッチャーです」と、投手4冠に加えて沢村賞やリーグMVPなどを獲得したその成績や、シーズンを通してチームを支える絶対的なエースであったことを評価した。
また、「ここまでチームに期待されて、しっかり応えるっていうのはなかなか難しい中、ひたすら結果で応えてきた選手なんで。日本シリーズもそうだったんですけども、やっぱりこういうピッチャーがいるとチームとしては心強いですし、彼がいるといないではかなり違ってくるので、柱というか中心選手ですよね」と、大きな期待に結果で応えることの難しさと、それを実現できる山本選手の“すごみ”を改めて称賛する形でコメントした。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)