大相撲一月場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

 令和4年の大相撲が始まった。結びの一番では第73代横綱の照ノ富士(伊勢ヶ濱)が、小結・大栄翔(追手風)を叩き込みで破り、白星スタートを切った。

 昨年、照ノ富士は6場所中4場所で優勝。九州場所は自身初の全勝優勝を果たし、圧倒的な強さを相撲ファンに印象付けた。今場所も賜杯を手にすれば、大正時代の栃木山以来、103年ぶりの新横綱場所から3連続優勝の快挙となる。

 結びの一番で、照ノ富士は先場所、唯一苦戦を強いられた大栄翔と対戦。一進一退の激しい相撲で、土俵際まで追い込まれる場面もあったが、まわしを与えず、最後ははたき込みで大栄翔に土をつけた。

 激しい取組に観客席から自然と大きな拍手が沸いた。ABEMAで解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏も「大栄翔も攻めて良い相撲を見せましたが、横綱は腰を落として相手をよく見ていましたね」「大栄翔は悔しいでしょうね…でも、横綱は良い相撲を取りました。さすがですね…!」と興奮交じりに振り返った。

 なお大関・貴景勝(常盤山)は前頭筆頭・若隆景(荒汐)を押し出しで下し、白星スタート。大関・正代(時津風)も前頭筆頭・霧馬山(陸奥)を小手投げで破り、順調な滑り出しを切った。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)

大相撲LIVE 初場所クライマックス(幕内)2日目
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突入間近の“照ノ富士時代”来場所にかかる103年ぶり大記録「新横綱・3場所連続優勝」の予感

横綱・照ノ富士、“103年ぶり快挙”に向け白星発進 貴景勝、正代の両大関も順調な滑り出し