将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)が1月13日、順位戦B級1組の11回戦で千田翔太七段(27)と現在対局中だ。前日までに単独トップの藤井竜王が本局に勝利し、後続の棋士が同日に敗れた場合、今日にもA級昇級が決まる。順位戦での勝率が9割を超える中、一気に最上位リーグ入りを決めるか。戦型は「相掛かり」で始まった。
【中継】順位戦 B級1組 第11回戦 藤井聡太竜王 対 千田翔太七段
藤井竜王は、2016年10月に四段昇段。第34期竜王(1組以上:1期)で、B級1組の今期成績は8勝1敗で単独首位。タイトルは通算6期で、棋戦優勝は5回。現在はALSOK杯王将戦七番勝負で渡辺明王将(名人、棋王、37)とタイトル戦の真っ最中だ。今年度は、これまで以上にトップ棋士との対局が続いているが、56局指して46勝10敗、勝率.8214。勝率(3位)を除く対局数、勝数、連勝数(19)は、全てトップの成績だ。
千田七段は、2013年4月に四段昇段。竜王戦は2組で、B級1組の今期成績は7勝3敗で3番手につけている。2016年度には棋王のタイトルに挑戦、2019年度の朝日杯将棋オープン戦では準決勝で藤井竜王を破り、勢いそのままに優勝を果たしている。将棋ソフト(AI)による研究を早くから取り入れており「AI時代の申し子」と表現されることもある。
両者の過去の対戦成績は4勝1敗で藤井竜王がリード。直近では昨年9月に将棋日本シリーズ JTプロ公式戦でぶつかり、藤井竜王が勝利している。
同日はB級1組で抜け番1人を除く12人が一斉に対局を行っている。藤井竜王が本局に勝利し9勝1敗とした場合、7勝2敗で3番手の佐々木勇気七段(27)、6勝3敗で4番手の稲葉陽八段(33)のいずれかが敗れると、藤井竜王が昇級枠である上位2人に入ることが確定、2局を残して1期抜けでのA級昇級が決まる。
持ち時間は各6時間で、先手は藤井竜王。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王 御弁当(冷うどん) 千田翔太七段 プレミアム和牛ハンバーグステーキ レギュラーサイズ
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 5時間33分(消費27分) 千田翔太七段 4時間42分(消費1時間18分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)







