<大相撲一月場所>◇十日目◇18日◇東京・両国国技館
前頭十三枚目・豊山(時津風)が前頭十六枚目・碧山(春日野)に引き落としで敗れ、6敗目となる黒星を喫した。敗れた豊山が取組直後に足元の滑りを気にするような素振りを見せたことを受け、ABEMAで解説を務めた元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が「言い訳にしてはいけない」と苦言を呈する一幕があった。
立ち合い正面からぶつかり合った両者。直後、碧山がはたき込むと、豊山はそのまま前のめりに倒れてしまい、引き落としで6敗目を喫した。決着がついた後、うつ伏せ状態になった豊山は足元を気にするように振り返り、立ち上がってからも滑り具合を確認するように土俵上を見つめた。一方、勝った碧山は5勝目を挙げた。
足元の滑りを気にする素振りを見せた豊山に対して、二所ノ関親方は「滑ったせいにしていますけど、よく言われるのが『弱いから滑るんだ』ということ。だからここはやっぱり、豊山は言い訳にしてはいけない。強く当たられてしまったから、はたかれるんですね」と指摘し、苦言を呈した。さらに続けて「立ち合いも豊山が出るタイミングが遅かった。ですからここを言い訳にしないで、また切り替えてやってもらえたらと思います」と叱咤激励も忘れなかった。
実況を務めた高橋大輔アナウンサーが「本心で言うと言い訳にしたい」と力士の本音を代弁すると、二所ノ関親方は「メンタル的にはそれでもいい時もあるらしいんですけど」と前置きしつつ「やっぱり大相撲はなかなかそういうのもミスしちゃいけないという美学がありますからね」と述べた。
豊山について「未完の大器」と期待を寄せている二所ノ関親方の愛のムチに対して、視聴者からは「さすが親方」「親方が言うと説得力ある」「滑ったせいにしない」といった共感のコメントが相次いで寄せられていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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