土俵下に転落した力士に駆け寄る勝者「お互いケガをしている。気遣う姿が素晴らしい」君ヶ濱親方が称賛 大相撲 2022/01/21 11:00 拡大する <大相撲一月場所>◇十二日目◇20日◇東京・両国国技館 前頭九枚目・千代の国(九重)が押し倒しで前頭十五枚目・栃ノ心(春日野)を下した一番で、勝負が決した際、栃ノ心が頭から土俵下へと落下。その直後、千代の国がすぐに駆け寄って栃ノ心を気遣う素振りを見せると解説の君ヶ濱親方が「お互いに怪我をしていますから、気遣う姿がとても素晴らしかった」と賛辞を送った。【映像】親方が称賛した気遣い 立ち合いから激しい突き上げから、突っ張り合いを繰り広げた両者。機を見て千代の国が引くと、栃ノ心はバランスを崩して土俵際へ。一度は堪えたものの、その後も攻める千代の国ののど輪に押し込まれた栃ノ心は押し倒されて土俵を割った。勝負が決した際、倒れた栃ノ心は頭から土俵下へと落下。だが対戦相手の千代の国がすぐに駆け寄って右手を差し出し、気遣う様子を見せると、栃ノ心も立ち上がって土俵上へと戻っていった。千代の国は2勝目、栃ノ心は7敗目となる黒星を喫した。 続きを読む