将棋のALSOK杯王将戦の七番勝負第2局が1月23日に2日目を迎えた。前日、挑戦者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)が封じた58手目は「△3五銀」で、午前9時過ぎに渡辺明王将(名人、棋王、37)の手番で対局再開となった。形勢は藤井竜王が優勢と見られ、最年少五冠に近づく連勝に向けて好調な指し回し。渡辺王将としては4連覇のためにタイに戻すべく、この2日目で底力が引き出せるか。

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 第1局は2日目、両者持ち時間が少なくなってからの大熱戦となったが、第2局は1日目から大きな動きがあった。両者ともに研究十分と見られる角換わりから始まると、指し手のテンポも早かったが、昼食休憩付近に勝負のポイントがあったのか、2人とも大長考。藤井竜王においては52手目に自身最長となる2時間48分も費やしたが、その後に形勢は有利に。渡辺王将は持ち時間で1時間以上リードして1日目を終えたが、激しい中盤でリードされた分を、2日目にどう取り戻すせるかに注目が集まる。

 渡辺王将は永世称号を持つ竜王、棋王のタイトル戦に強いことから「冬将軍」と呼ばれ、また2日制の対局でも高い勝率を誇る。藤井竜王は、これまで出場したタイトル戦6回全てで獲得に成功しており、このシリーズを制すれば史上4人目の五冠を最年少、初の10代で達成することになる。

 持ち時間は各8時間の2日制で、先手は渡辺王将。

【封じ手時の残り持ち時間】

渡辺明王将 4時間42分(消費3時間18分) 藤井聡太竜王 3時間34分(消費4時間26分)
(写真提供:日本将棋連盟)

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