将棋の順位戦A級8回戦が2月4日に行われ、豊島将之九段(31)と斎藤慎太郎八段(28)が午前10時から対局を開始した。斎藤八段は本局に勝利するか、同日に対局がある糸谷哲郎八段(33)が敗れると、2期連続での名人挑戦が決まる。
【中継】順位戦 A級 8回戦 豊島将之九段 対 斎藤慎太郎八段
豊島九段は、2007年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:9期)、順位戦はA級以上が5期。タイトルは通算6期、棋戦優勝4回と、現在の将棋界をリードする実力者の一人だ。2021年度は叡王、竜王と相次いでタイトルを失い無冠に転落。昨年11月末からは5連敗を喫するなどプロ入り以来、初めて勝率5割を切るピンチだが、研究の深さや指し手の鋭さへの評価は高い。
斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組:2期)、順位戦はA級2期目。タイトル経験は王座で1期。昨期、初のA級参戦でいきなり名人挑戦を果たすと、名人七番勝負では1勝4敗で渡辺明名人(棋王、王将、37)に敗れたものの、今期のA級でも絶好調。無傷の7連勝で2期連続での挑戦に王手をかけている。
持ち時間は各6時間で、先手は斎藤八段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)