将棋のお~いお茶杯王位戦の挑戦者決定リーグ白組1回戦が2月16日に行われ、羽生善治九段(51)と久保利明九段(46)が午前10時から対局を開始した。現タイトル保持者である藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)への挑戦に向けて、どちらが幸先のいいスタートを切るか。
【中継】お~いお茶杯第63期王位戦挑戦者決定リーグ白組1回戦 羽生善治九段 対 久保利明九段
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:33期)、順位戦A級(A級以上:29期)。タイトル通算99期、棋戦優勝45回は、いずれも歴代最多記録。通算勝利数でも1495勝と、1500勝の大記録にあと5勝と迫っている。一方、4日の順位戦A級の対局では永瀬拓矢王座(29)に敗れ、名人9期を含めて29期連続で維持していたA級からの陥落が決定。年度勝率もプロ入り後初めて5割を切っており、将棋界のスーパーレジェンドにとっては厳しいシーズンになっている。
久保九段は、1993年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:13期)、順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは棋王3期、王将4期の計7期で、棋戦優勝も6回を数える。振り飛車党の実力者として知られ、その巧みな捌きから「捌きのアーティスト」という異名を持つ。
王位戦の挑戦者決定リーグは紅白、2つの組に6人ずつが分かれて参加。各組の優勝者が挑戦者決定戦を行う。
持ち時間は各4時間で、先手は羽生九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)