永世名人・谷川浩司九段の「私の一番の自慢」な話「紫綬褒章で桑田佳祐さんと一緒だった」
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 タイトル27期、永世名人の称号を持つレジェンド棋士に会えたら、ファンとしては自慢の話だが、当の本人にも憧れの人がいた。「第1回ABEMA師弟トーナメント」に参加中の谷川浩司九段(59)が、2014年に紫綬褒章を受賞した際、ファンであるサザンオールスターズ桑田佳祐と同席。「私の一番の自慢です」と、将棋以外の思い出を出してきた。

【動画】サザン好きだと語る谷川浩司九段

 谷川九段は弟子の都成竜馬七段(32)と大会に参戦し、予選では悪戦苦闘しながらも予選Bリーグを2位で通過。本戦トーナメントに向けて、より結束力を高めようと関西の将棋会館が移転される大阪府高槻市を訪れ、商店街を散策することになった。

 師弟での“街ブラ”は、初めてなのではと言葉を交わしながら歩いていると、カラオケ店が目に入った。谷川九段が「昔はよく行きましたけど、最近はそうでもないですね」と触れると、都成七段から十八番を聞かれ「サザンとか。そういう世代ですよね」と、1970年代後半から現在に至るまで、40年以上も活躍する人気バンドがお気に入りだと明かした。なお、谷川九段が中学生でプロ入りしたのは1976年。サザンオールスターズがメジャーデビューしたのは1978年だ。

 将棋界の名棋士だが、音楽に関しては一人のファンに戻る。「私の一番の自慢は、紫綬褒章をいただいた時に、桑田佳祐さんと一緒だったんです。桑田佳祐さん、原由子さんとお会いしたことがある」と、その時の様子を思い出してニコニコと笑顔になった。通算対局数も2200局、勝利数だけでも1300勝を超える対局中、頭の中でサザンの名局にあるフレーズを思い出して、「光速の寄せ」につなげたことがあっただろうか。

◆第1回ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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【動画】弟子のプレゼントに悩む谷川浩司九段
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