将棋の叡王戦本戦トーナメント1回戦が2月21日に行われ、豊島将之九段(31)が中田功八段(54)に107手で勝利、ベスト8に進出した。
【中継】叡王戦 本戦トーナメント 豊島将之九段 対 中田功八段
昨期、現タイトル保持者である藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)に五番勝負でフルセットの末にタイトルを奪われた豊島九段は、本戦1回戦からの出直しに。段位別予選の八段戦を勝ち抜いてきた中田八段が得意の振り飛車(四間飛車)を採用したところ、先手番から居飛車で進めて対抗形にすると、中盤から中田八段が積極的に攻めてきたところを、間違えることなく対応。守りながら駒得にすると、攻めの手番が回ってきたところでは、鋭い踏み込みで優勢、さらには勝勢と危なげなく差を拡大した。
叡王戦の本戦トーナメントは、段位別の予選を勝ち抜いた12人と前期ベスト4以上の4人、合計16人で行われ、優勝者が藤井叡王への挑戦権を得る。
(ABEMA/将棋チャンネルより)