将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)は、今年の7月で20歳になる。14歳2カ月でプロデビューを果たしてから6年近くにもなり、あどけなさもあった顔も、すっかり青年だ。この成長ぶりを一番近くで見守ってきたのが、師匠である杉本昌隆八段(53)。棋士として、人間として大きく成長していく様は、実に喜ばしいところだろう。タイトルを5つも保持し、後には八冠独占まで期待される天才棋士が20歳になったら何がしたいか。師匠の夢の一つが「2人でお酒を飲みたい」というものだった。