将来への不安や取り残される焦燥感。ネガティブなイメージを抱きがちだが、9浪で早稲田大学に入学した濱井正吾さんは「全く後悔はしていない」と話す。

「高校時代、いじめを受けていた。自分をバカにした人たちを見返してやりたかった。自分の人生で一番必要なのが自己肯定感だと思っていて、それを手に入れないことには幸せに生きられないと思った。自分の力で何かを成功した経験が欲しかった」(濱井正吾さん)

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 濱井さんは現役で関西の私立大学に入学したものの、さらなる高みを目指し仮面浪人した。卒業後も働きながら勉強を続け、27歳で憧れの早稲田大学に合格した。予備校代など、9年間で約660万円がかかったが「多浪よりしんどいことは人生でほぼないと思っている。これさえ乗り切ってしまったら後の人生は明るいと。今とても人生が楽しい」と笑顔を見せる。

 多浪だからこそ見える景色がある一方で、5浪で医学部に入学した森村拓哉さん(仮名)は「(多浪は)ただのモラトリアムだと思う。成長とかはあまりない」と話す。

開業医の親を持ち5浪の末、私大医学部に合格した男性「僕は遊んじゃった系」
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