将棋の棋王戦五番勝負第4局が3月20日に行われ、渡辺明棋王(名人、37)と永瀬拓矢王座(29)が午前9時から対局を開始した。今回のシリーズは渡辺棋王が開幕から2連勝し防衛に王手をかけているが、第3局はカド番の永瀬王座が勝利し、反撃開始。10連覇か、フルセットか。大注目の一局だ。
【中継】棋王戦 五番勝負 第四局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座
渡辺棋王は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:16期)で、第79期名人(A級以上:12期)。タイトル獲得数は歴代4位、現役2位の29期で、棋戦優勝も11回。11期獲得している竜王と、9連覇している棋王で、永世称号の資格を得ている。2022年に入り黒星が先行、直近10局で3勝7敗と苦戦しているものの、この棋王戦では意地を見せ、ここまで2勝1敗。10連覇にあと1つだ。
永瀬王座は、2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:5期)、順位戦A級(A級:1期)。タイトルは叡王1期、王座3期の計4期。棋戦優勝は2回。2021年度は多くの対局をこなし、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)に続き、豊島将之九段(31)とともに56局をこなして2位タイ。35勝21敗、勝率.625と、トップクラスとの対戦が続く中でも、年度成績で勝率を6割に届かせた。
両者の対戦は過去に24回あり、渡辺棋王が18勝、永瀬王座が6勝。直近5局でも渡辺棋王が4勝1敗とリードしているが、前回の対戦となった棋王戦第3局で永瀬王座が意地を見せた。
持ち時間は各4時間で、先手は渡辺棋王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)