2021年度の将棋界は、世代交代を象徴するような大きな出来事があった。五冠を保持する藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が初めて順位戦A級に昇級し、それと入れ替わるようにタイトル99期を誇る羽生善治九段(51)が、名人9期を含み29期連続で維持していたA級から陥落したからだ。どちらも将棋界が生んだ天才棋士であることに変わりはないが、その2人がA級ですれ違うというのも、運命的なものがある。これに将棋ファンであるお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄は「50歳でA級にいたこと自体がすごい」と語り、さらには羽生九段の大復活と、ファンの夢でもある藤井竜王と羽生九段によるタイトル戦に思いを馳せた。