小説や漫画の世界を、現実が超え続ける。将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)の活躍は、まさにそんな状況だ。14歳2カ月でプロデビューして以来、そこから次々と最年少記録を更新していったが、この2021年度は19歳にして、ついに将棋界の頂点に立ってしまった。ライトノベル・漫画「りゅうおうのおしごと!」で知られる作家・白鳥士郎氏も度々、藤井竜王の快挙について、非現実の世界を現実が上回っているとSNSで発信し、これもまた注目を浴びている。強豪棋士たちをあっという間に抜き去った令和の天才棋士の“ラノベ超え”の強さを、人気作家は今どう感じているのか。