将棋のヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント2回戦が3月24日に行われ、渡辺明名人(棋王、37)が三浦弘行九段(48)に144手で勝利した。渡辺名人は準決勝に進出、2期連続でのタイトル挑戦までに、あと2つと迫った。
【中継】ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント 渡辺明名人対三浦弘行九段
渡辺名人の17勝、三浦九段の10勝と、多くの対戦をしてきた両者の対戦は、三浦九段の先手番から角換わりでスタート。三浦九段が居玉のまま戦いを始めたところに、渡辺名人が積極果敢な攻めで、早々に三浦九段深くに切り込んだ。渡辺陣がほぼ手つかずでもあり、形勢差は大きく開いたかと見えたが、ここから三浦九段が粘り腰。一時は互角まで形勢を戻した。
最終盤には、激しい攻め合いにもつれ込んだが、ここから渡辺名人が再び抜け出し優勢、さらには勝勢に。144手の熱戦にけりをつけた。
渡辺名人は昨期、藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)と五番勝負に臨んだが、0勝3敗のストレート負け。今期はリベンジでのタイトル奪取を目指す。
(ABEMA/将棋チャンネルより)