<大相撲三月場所>◇十二日目◇24日◇大阪・エディオンアリーナ大阪
優勝争いのトップに並ぶ新関脇・若隆景(荒汐)が、前頭六枚目・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)を寄り切りで下して1敗を死守、11勝目を挙げた。抜群の安定感にファンから「令和の千代の富士」と形容されたほか、解説を務めた元前頭・大岩戸からも「ただ者じゃない」と感嘆の声が寄せられた。
十二日目の対戦相手となったのは星一つの差で追いかける2敗の琴ノ若。この日の取組で若隆景は立ち合い低い姿勢で頭からぶつかると、すぐに右下手を取って右四つの体勢に。琴ノ若が力で押してくるも安定感抜群の足腰で耐えた若隆景は、最後は力強く寄り切って11勝目となる勝ち星を挙げた。敗れた琴ノ若は3敗目を喫し、優勝争いから後退した。
若隆景の取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元前頭・大岩戸は「本当に凄い。いい相撲を取りましたね。本人は当然、自分が優勝争いのトップだとわかっていますから、そのプレッシャーの中でこうやって力を出し切る。精神的に動じないというのは凄いですよね」とため息まじりに説明。また、昭和初期の大横綱・双葉山以来じつに86年ぶりとなる新関脇での優勝が見えてきたことを踏まえ、「大横綱・双葉山の名前が出てくること自体、やっぱりこの人はただ者じゃないということですよね」と語った。
11勝目を挙げた若隆景の相撲に、視聴者からは「つえええ」「横綱みたいな相撲」「令和の千代の富士」「双葉山二世だな」「体幹が凄すぎる」と称賛のコメントが相次いで寄せられた。
なおこの日の取組で、前頭七枚目・高安(田子ノ浦)は大関・御嶽海(出羽海)を寄り切りで下して1敗を死守。十二日目を終えて優勝争いは1敗で若隆景と高安がトップに並び、3敗で琴ノ若と御嶽海が続く展開となった。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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