<大相撲三月場所>◇十三日目◇25日◇大阪・エディオンアリーナ大阪
前頭十枚目の碧山(春日野)が前頭十三枚目・千代の国(九重)を突き出して7勝目を挙げた一番において、一度目の立ち合いで呼吸が合わず、千代の国がつっかけた場面に対してNHKで38年間大相撲中継に携わってきた藤井康生アナウンサーが言及。「最後まで来て合わないというのが、このところの当たり前のようになっている」と苦言を呈する一幕があった。
「これまた合わない」
千代の国がつっかけたことを受けて、そのように切り出した藤井アナは「本来は一回目の仕切りから合わせて、立てれば立つというところで行って欲しいのですが、最後まで来て合わないというのが、このところの当たり前のようになっている」と続けた。
立ち合いの待った、つっかけに関しては、十二日目の前頭九枚目・若元春(荒汐)と前頭四枚目・遠藤(追手風)の取組においても同様の指摘があった。
ABEMAで解説を務めた元前頭・大岩戸が「最近は手をつくのが遅い。良くない。合わせないですよね」などと述べ、つっかけや“待った”が目立つようになった立ち合いに対して苦言を呈すると、ファンからも「それそれ」など同意の声が寄せられた。
実際、今場所の十日目には立ち合い不成立の取組が相次ぎ、前頭十七枚目・輝(高田川)がつっかけて突き飛ばされた前頭十枚目・志摩ノ海(木瀬)が危うく土俵下に転落しそうになる場面も見られた。先場所まで遡ると、前頭四枚目・遠藤(追手風)と関脇・明生(立浪)の一番で3度続けて立ち合い不成立となり、行司の木村玉治郎が語気を強めて注意、険しい表情を浮かべる一幕もあった。
ともあれ、仕切り直しとなった今日の一番では、碧山が力強い突きで千代の国に隙を与えず7勝目。一方の敗れた千代の国は5勝4敗4休となった。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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