藤井聡太竜王、文句なし2年連続2度目のMVP!「将棋大賞」最優秀棋士賞に タイトル五冠、最多対局&最多勝利と大活躍
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 将棋の年度表彰にあたる、第49回将棋大賞の各賞が発表され、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が、2年連続2度目となる最優秀棋士賞に選ばれた。藤井竜王は、出場した5つのタイトル戦で全てタイトルを獲得する大活躍で、棋士の序列1位にもなり、また対局数(64局)、勝利数(52)でも全棋士1位、勝率.812、19連勝(いずれも2位)など、トップ棋士との対戦が続く中でも、突出した好成績を残した。新年度に入って早々、4月からはタイトルの防衛戦がスタートするが、2021年度同様の活躍が続くか注目だ。

【動画】藤井聡太竜王は2021年度最終局でA級に昇級

 藤井竜王はヒューリック杯棋聖戦五番勝負(3勝0敗)、お~いお茶杯王位戦七番勝負(4勝1敗)で防衛を果たすと、叡王戦五番勝負(3勝2敗)、竜王戦七番勝負(4勝0敗)、ALSOK杯王将戦七番勝負(4勝0敗)と、3タイトルを奪取。5つのタイトル戦で、合計18勝3敗という圧倒的な力を見せつけた。内容を見ても、渡辺明名人(棋王、37)に7勝0敗、豊島将之九段(31)に11勝3敗と、超トップと言える2人に対してのもので、藤井竜王の充実ぶりが際立つ結果となっている。

 2022年度は、保持する5タイトルの防衛を目指すほか、順位戦でもA級に入ることから、名人、王座、棋王と、残る3タイトル全てに挑戦の可能性がある。夢の八冠独占を果たすのか、他のライバル棋士たちが「対藤井竜王」へと燃えるのか、ファンの熱い視線が注がれるところだ。

各賞の受賞者は以下のとおり。

【最優秀棋士賞】  藤井聡太竜王 (2) 
【優秀棋士賞】 渡辺明名人(8)
【敢闘賞】 菅井竜也八段 (初)
【新人賞】 伊藤匠五段(初)
【最多対局賞】 藤井聡太竜王 64対局(2)
【最多勝利賞】 藤井聡太竜王 52勝 (4)
【勝率賞】   伊藤匠五段 45勝10敗 0.818 (初)
【連勝賞】   渡辺和史五段 20連勝 (初)
【最優秀女流棋士賞】 里見香奈女流四冠 (7年連続12)
【優秀女流棋士賞】 西山朋佳女流二冠 (初)
【女流最多対局賞】 伊藤沙恵女流名人 53局 (4)
【東京将棋記者会賞】 桐山清澄九段
【升田幸三賞】千田翔太七段 (角換わり3三金型早繰り銀)  
【升田幸三賞特別賞】 田中寅彦九段
【名局賞】第34期竜王戦第4局 豊島将之竜王vs藤井聡太三冠
【女流名局賞】第48期岡田美術館杯女流名人戦第2局 里見香奈女流名人VS伊藤沙恵女流三段
【名局賞特別賞】該当なし

ABEMA/将棋チャンネルより)

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