役満より大事なものがある 小林剛、大三元に目もくれずトップ獲得「必ずファイナルへ」/麻雀・Mリーグ Mリーグ 2022/04/02 08:19 拡大する 目の前にある役満へのルートは、“船長”が望む航路ではなかった。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2021-22」セミファイナルシリーズ、4月1日の第2試合でU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)がトップを獲得。要所で見られた合理的な選択に、視聴者は唸らされた。【動画】勝因を語る小林剛 この試合はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、小林、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)の並びで開始。第1試合では朝倉康心(最高位戦)が3着に沈んでおり、小林には挽回のトップが期待された。東1局、小林はカン二万を引くと即リーチ、これを親の佐々木から一発で討ち取り、リーチ・一発・平和の3900点の先制点を手に入れた。東2局1本場も佐々木とぶつかり合い、相手はカン七万、小林は四・七待ちだ。四万はすでに山になく、残り1枚の七万をどちらが引くか。バッチバチのこの勝負は小林がツモ。リーチ・ツモ・タンヤオ・平和・赤・ドラ2の1万8000点(+300点、供託2000点)を加点、ダントツ状態を作り上げた。 続きを読む