先月30日に行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス戦で、フライを処理しようとしたソフトバンクの栗原陵矢と上林誠知が交錯。栗原が左膝前十字靱帯断裂の重傷を負い登録抹消されたが、元千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏は交錯の要因にこれまでと試合環境が異なる点を指摘した。
9回裏、千葉ロッテ・福田光輝が左中間方向に打ち上げた打球に、レフトの栗原とセンターの上林が反応。上林がいち早く落下点に入り捕球体制に入ったところ、同じく落下点に入りかけていた栗原の足にスライディングするようなかたちで交錯。栗原は左膝前十字靱帯断裂と診断され、一部では「今季絶望」とも報じられている。
プロ野球界はコロナ禍の影響を大きく受け、2020年と2021年の両シーズンは無観客や観客数を制限しての開催が余儀なくされた。しかし、政府がイベントの人数制限を撤廃したことから、今季は3年ぶりに人数制限なしでの開催を迎えた。
里崎氏は「今までお客さんが制限されていたり、入ってなかったりしていた中で、声の連携が歓声でかき消されて聞こえづらいところもある」と試合環境の変化を指摘した上で、「気をつけてもらいたい」と注意を促した。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)