【MLB】エンゼルス6-2マーリンズ(4月11日・日本時間12日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場。1回の第1打席に痛烈なセンター前ヒットで出塁すると今季初盗塁を決め、5番・マーシュの3ランで先制のホームを踏むなど、4打数1安打1得点1盗塁の活躍でチームの勝利に貢献した。自身メジャー最速の打球速度を更新した昨日の試合に続いて弾丸ヒットを放った大谷が一塁に到達すると、マーリンズの一塁手・アギラが「おいおい、嘘だろ」とでも言わんばかりのポカン顔を浮かべ、大谷に話しかける場面も。大谷はおどけた表情や笑顔を交えながらアギラとつかの間の会話を楽しんだ。
昨日の試合、3回の第2打席にメジャー自己最速の打球速度となる119.1マイル(約191.7キロ)の二塁打を放ち、昨年4月のロイヤルズ戦で記録したメジャー左打者最速の打球速度119マイル(約191.5キロ)を上回る“自分超え”でファンを沸かせた大谷。その後の打席では空振り三振、レフトフライと快音こそ聞かれなかったものの、第4打席はこれまでの引っ張りから一転、コンパクトかつ技ありの流し打ちでレフトポール際へ運ぶなど、あと少しでホームランという“今季一号”への期待を抱かせるに十分な打撃内容だった。
そして今日の第1打席、昨日の好調をそのままにマーリンズ先発右腕のヘルナンデスから打球速度101マイル(約162.5キロ)という完璧なセンター前ヒットを放ってみせた。すると、打球の行方を目で追っていたマーリンズのアギラが驚いたような表情を浮かべると、一塁に到達した大谷に向き直って右手親指を突き上げて何やらひと言。すると大谷もおどけたような表情を織り交ぜ、笑顔で頷くなどして応じた。
幸先の良いスタートに今季初アーチの期待がかかったが、その後は三飛、三飛、二ゴロと3打席凡退に終わった大谷。この試合を終えて21打数3安打で打率.143。数字だけ見れば本調子ではないが、今日の躍動ぶりをみるかぎり、今季初本塁打への期待は高まるばかりだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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