これが数々の名局を世に送り出したレジェンドの底力だ。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Aリーグ第1試合、チーム永瀬とチーム羽生の対戦が4月16日に放送された。この第3局で羽生善治九段(51)は永瀬拓矢王座(29)とのリーダー対決で大熱戦。160手で勝利したが、持ち時間が残り10秒まで追い込まれたところからでも踏ん張る粘りが周囲の棋士、ファンの感動を呼ぶこととなった。