エンゼルス大谷翔平投手とアストロズのマーティン・マルドナード捕手の掛け合いは、5年目になっても見ていて楽しい。4月19日(日本時間20日)のアストロズ戦に「1番・DH」で出場した大谷は第1打席に向かう際、マルドナードから何やら話しかけられていた。マルドナードは「ゲンキデスカ?」と問いかけたという。あいさつにしては長い時間だったが、思わず表情を緩めた大谷は、気を取り直して打席に入った。
前日は大谷がライト前へのヒットで出塁すると、マルドナードはベースカバーに入ったのか、一塁へと小走りで向かった。すると、いたずらっぽく、後ろ向きから大谷の方へと土を蹴った。相手バッテリーとして打たれて悔しかったのか、マルドナード流の“ちょっかい”だったのだろう。ちなみに大谷は気付いていない様子だった。
メジャー1年目の2018年にバッテリーを組んでいた時は息ピッタリの仲良し。それは、今でも変わらない。今季、4月7日から始まった開幕4連戦のシリーズ中、マルドナードは大谷にあいさつがてら背中をたたいたり、何かとちょっかいを出していた。会話の内容については多くを語らないが「ゲンキデスカー?」は、もはや定番のフレーズだ。マルドナードによれば、大谷は「ゲンキです!」と笑顔で返してくるという。
女房役だった5年前は、「ショーヘイ」という発音が似ているからか、大谷を「ホルヘ」と呼んでいた。大谷の緊張感を和らげるように、積極的にコミュニケーションをとっていた。投手としてのメジャーデビュー戦2日前、2018年3月30日。アスレチックス戦の試合後に着替えていた大谷の背後をそーっと通ったマルドナードはニヤリ、大谷のお尻を思いっきりたたいた。「イターッ!」と大きな声がクラブハウス内で響き、周囲は大爆笑だった。
アストロズとエンゼルスは同地区のライバル同士で、対戦となれば真剣勝負となる。一方で、「彼は僕の友達」と話すマルドナード。対戦の合間に見られる2人の掛け合いは、いつになっても心が和む。【斎藤庸裕】
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