メジャー屈指の強打者が放った豪快なホームランが、敵味方関係なくファンに幸せの連鎖をもたらした。5月3日(日本時間4日)ヤンキースのジャッジが放ったホームランは、レフトスタンドのアッパーデッキに到達。これをキャッチした対戦相手のブルージェイズのファンが、横にいたジャッジファンの少年にプレゼントすると、直後に喜びの大号泣。さらにこのシーンが中継に映り込んだことをきっかけに、2人は翌日ベンチに招待されることとなった。
【動画】ホームランボールをプレゼントした男性と号泣する少年ファン(12分30秒ごろ~)
ホームランボールといえば、球場で観戦しているファンにとって一度は手にしたい、選手からのサプライズプレゼント。それが大好きな選手の放ったものとなれば、喜びも格別だ。ABEMAのMLB情報番組「MLBスタジアム」でも、このファン同士のやりとりが紹介されると、番組MCでMLBファンのパックンが「敵のファンは、ボールを(グラウンドに)返す文化もある。いらねえよ、お前のホームランなんかって」と、ファンによっては悔しいとばかりに、せっかくのホームランボールを投げ返してしまうこともあると説明した。
ただ今回は、ブルージェイズファンの粋な計らいが感動を呼んだ。MLB.jp編集長の村田洋輔氏も、このシーンについて解説。「ファンはアッパーデッキに座っていたから、ホームランボールが来ると思っていなかった。ただ、そばにジャッジのTシャツを着た少年がいることはチェックしていたそうです。ジャッジのボールが飛んできたらプレゼントしようと。そうしたらピンポイントに飛んできた」。現地のインタビューを受けた少年ファンは「とても幸せだった。覚えているのは僕がありがとうと伝えたことと(男性が)ハグしてくれたこと、それ以外は覚えていない」と答えていた。
少年ファンからすれば、ボールを手に入れただけでも大満足だが、喜びには続きがあった。翌日、2人ともベンチに招待され、バッティング練習を間近で見学。さらに少年はジャッジと対面し再び涙すると、Tシャツの背中にサインをもらった。またブルージェイズファンの男性にも、ブルージェイズの人気選手・スプリンガーからサイン入りユニフォームをプレゼントされたそうで、咄嗟の振る舞いが男性にも大きな幸せを運んできた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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