何度でも見たくなる大谷翔平、6秒間のサヨナラ激走シーン一番近くで見ていた三塁コーチはかわいくぴょんぴょん

【MLB】エンゼルス5－4ナショナルズ（5月8日・日本時間9日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、9回2死一、三塁から2点差を追いつく同点のタイムリーツーベースを放ち、直後に出たレンドンのセンター前ヒットで生還。サヨナラのホームを踏んだ。本拠地アナハイムのエンゼルスファンも総立ち、両手を挙げて大興奮となったが、レンドンのヒットで大谷が激走で生還するまでの約6秒間を最も近くで見ていたのが三塁ベースコーチ。喜びと興奮のあまりにぴょんぴょんと飛び跳ねる仕草が、ファンの目にも飛び込んだ。

【動画】大谷翔平、激走のサヨナラホームイン＆ガッツポーズ

　会心の同点二塁打を放った大谷だが、すぐに次の見せ場がやってきた。4番レンドンが2球目をセンター前に弾き返した瞬間、サヨナラのホームインをイメージした大谷は、スタメンを外れたきっかけにもなった右股関節の張りの影響も感じさせない全力疾走。三塁を回ってからさらに加速し、大きなストライドで走り続けると、豪快なスライディングで生還。すぐにジャンプし喜びを爆発させ、ガッツポーズまで飛び出した。

　大谷のガッツポーズとタイミングを合わせるようにスタジアム中のファンが一斉に歓喜の声をあげる中“特等席”で見ていたのが三塁ベースコーチだ。二塁から走ってくる大谷に対して、コーチャーズボックスを出て「GO」のシグナルを送ると、サイドステップを踏むようにどんどんとホームベースに近づき、最後は球審と一緒にセーフのジャッジ。サヨナラを見届けると、少し丸みを帯びた体をさらに2度、3度とかわいく弾ませガッツポーズした。

　三塁コーチといえば、点が入るか入らないかのタイミングを見極め、冷静に選手にシグナルを送るところだが、このシーンに関して言えば、ファンと一緒に激走する大谷の背中を声で押していたようなもの。その思いが大谷を0.1秒分でも早く、ホームに届かせていたかもしれない。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）