「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在単行本が16巻まで発売されている「チェンソーマン」(作・藤本タツキ)は、2022年7月13日から原作第二部が「少年ジャンプ+」にて連載開始、2022年10月からTVアニメが放送された人気作です。
本記事ではアニメ「チェンソーマン」の制作会社に関してや、監督や脚本といった主要スタッフについて紹介していきます。
目次
- アニメ「チェンソーマン」とは?あらすじと原作漫画を紹介
- アニメ「チェンソーマン」の制作会社は?
- 制作会社・MAPPAは製作もしている?
- アニメ「チェンソーマン」の監督は?
- 脚本は誰?
- キャラデザは誰?
- アクションディレクターは誰?
- 音楽は誰が担当?
- アニメ「チェンソーマン」制作会社のまとめ
アニメ「チェンソーマン」とは?あらすじと原作漫画を紹介
借金まみれで貧乏な生活を送っていた主人公・デンジは、契約したチェンソーの悪魔のポチタとともにデビルハンターで生計を立てていた。普通の暮らしを夢見るデンジは、公安のデビルハンターを名乗るマキマと出会い、ともに仕事をすることになる――。
血みどろの戦闘描写とコミカルなキャラクター像が特徴的な「チェンソーマン」は、「週刊少年ジャンプ」にて第一部「公安編」が連載され、第二部が2022年7月13日より「少年ジャンプ+」にて連載中です。単行本は2023年12月現在で16巻発売され、累計発行部数は2600万部を突破しています。
アニメ「チェンソーマン」の制作会社は?
アニメ「チェンソーマン」の制作会社は、「呪術廻戦」や「ドロヘドロ」といった人気漫画原作のアニメを数多く手がけているMAPPA(マッパ)です。「チェンソーマン」作者の藤本タツキ氏は、アニメ公式サイトにて「ドロヘドロと呪術廻戦のパクリみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!? そりゃもう何も言う事ないじゃないですか!!」とコメントを発表しています。
同じくアニメ公式サイトにて発表された主要スタッフには、「呪術廻戦」や「ドロヘドロ」のアニメに参加している方も見受けられます。
過去に公開されたティザーPVでも、ハイクオリティなアニメーションで原作のエピソードが断片的に描かれていました。制作を手がけるMAPPAのコメントでは「何としてもMAPPAが映像化したいと、心の底から願っていました」「スタジオの威信をかけて最高のアニメーションをお届けしたいと思います」と、アニメ化にかける並々ならぬ意気込みを表明しています。
制作会社・MAPPAは製作もしている?
アニメ「チェンソーマン」のエンディングクレジットには「制作・製作 MAPPA」と記載されており、アニメーション制作だけでなく、単独で製作を担っていることがわかります。
アニメでは、実際に作画や撮影などを経て映像を作り上げる意味で使われる制作と、出資を行い宣伝や興行などビジネス面のあらゆる事柄を取り仕切る製作という言葉が使い分けられています。
アニメスタジオは作品制作のみを担うことが多く自ら出資を行いグッズ収入や興行収入を得るケースは多くなかったですが、最近では集英社・アニプレックス・ufotableの3社間で展開した「鬼滅の刃」や、株式会社カラーが1社全額出資を行った「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど、製作委員会方式ではないアニメ作りのモデルで大ヒットを記録したケースが見受けられるようになりました。
アニメ「チェンソーマン」の監督は?
アニメ「チェンソーマン」の監督を務める中山竜氏は、アニメーター・演出家としてさまざまな作品で活躍しており、「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」ではメインアニメーターを担当していたほか、MAPPAでは「呪術廻戦」に参加しており、第19話では絵コンテ・演出を担当しています。
第19話「黒閃」は、虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)が東堂葵(とうどう あおい)とタッグを組み、特急呪霊・花御(はなみ)と戦闘を繰り広げるアクション回でした。
アニメ化が発表された際には、自身のTwitter(現X、以下同)で「アニメ「チェンソーマン」の監督を務めることとなりました。元々大好きな作品だったので映像化に関われることを光栄に感じています。原作読者の方もアニメから知ってくださる方も、多くの人が楽しめるような作品を目指して誠心誠意作っていきます」とコメント。1万RT以上されていました。
脚本は誰?
アニメ「チェンソーマン」の脚本を担当するのは瀬古浩司氏で、「進撃の巨人」の脚本、「終わりのセラフ」や「ヴィンランド・サガ」などのシリーズ構成・脚本を歴任しています。MAPPA作品では「ドロヘドロ」や「呪術廻戦」のシリーズ構成・脚本も担当しており、重厚な設定やバトル描写のある作品を数多く手がけています。
「呪術廻戦」では原作のエピソードに準拠したシリーズ構成を手がけ、映画「劇場版 呪術廻戦 0」は原作となる0巻のエピソードを描きつつも、アニメオリジナルエピソードを盛り込んだ細かい描写がキャラクターを際立たせる脚本で、大ヒットを記録した作品の屋台骨となりました。
キャラデザは誰?
アニメ「チェンソーマン」のキャラクターデザインを手がけているのは杉山和隆氏です。「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」のキャラデザを担当(高橋瑞紀氏と連名)するなど、人気作で立て続けに起用されています。
CloverWorks所属のアニメーションプロデューサーである梅原翔太氏は、杉山氏が「ワンダーエッグ・プライオリティ」の版権イラストを手がけた際に「杉山さんは絵も人柄も最高にいいので世界は彼に優しくあってほしいです!」とTwitterでコメントしており、アニメーターとしての実力と人柄の良さが垣間見えています。
アクションディレクターは誰?
アニメ「チェンソーマン」にて、アクションディレクターとしてクレジットされているのが吉原達矢氏です。アクションディレクターとは、同役職がクレジットされている「ワンダーエッグ・プライオリティ」では作画だけではなくアクションシーン全体のアイデア出しや場面構築を担う立場だったとのこと。
アクションシーンの作画だけでなく演出面も担う役職となりますが、吉原氏は「呪術廻戦」第17話の釘崎野薔薇(くぎさき のばら)対西宮桃(にしみや もも)の迫力ある戦闘シーンや、第24話の釘崎が簪を発動するシーンの原画を手がけたアクションに定評のあるアニメーターです。
また、24歳にして「波打際のむろみさん」で初監督作品を手がけたのち、「ブラッククローバー」の監督・総監督を務めるなど演出家としても多くの作品に携わっています。ティザーPVでも手腕は発揮されており、神社の境内にいるマキマに高速でカメラが寄るカットとチェンソーマンの血みどろの戦闘シーンの原画を担当していることが自身のTwitterで明らかにされました。
音楽は誰が担当?
アニメ「チェンソーマン」の音楽は、ソロユニット・agraph(アグラフ)名義でも活動する牛尾憲輔氏が担当しています。「ピンポン THE ANIMATION」や「DEVILMAN crybaby」といった湯浅政明監督作品、「映画 聲の形」や「平家物語」の山田尚子監督作品などで劇伴音楽を担当してきたほか、「サニー/32」や「モリのいる場所」などの実写作品でも印象的な音楽を手がけています。
牛尾氏は「自分と同じ形をしている人と掛け算するのも面白いですし、違う形の人と化学反応を起こすのも、すごく面白いんです」と語っており、監督との対話の中から出てきたコンセプトやキーワードから具体的な音楽に落とし込んでいくスタイルで作品に寄り添った音楽を生み出します。
アニメ「チェンソーマン」制作会社のまとめ
アニメ「チェンソーマン」の制作はMAPPAが担当しており、同時に製作も手がけています。主要スタッフも「呪術廻戦」などの人気作を手がけた実力派が集結していました。
「チェンソーマン」とあわせて、MAPPAやスタッフが手がけたほかの作品を見ておくと、よりアニメ「チェンソーマン」を楽しめるのではないでしょうか。
(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
アニメ『チェンソーマン』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 犬とチェンソー | 忖度なしのMAPPAの全力 |
2 | 東京到着 | エッチ確認! |
3 | ニャーコの行方 | 魔人との契約(揉み) |
4 | 救出 | 夢バトルしようぜ! |
5 | 銃の悪魔 | エロいよ!!マキマさん |
6 | デンジを殺せ | コベニが大暴れ!! |
7 | キスの味 | そこはモザイクかかるのか… |
8 | 銃声 | 襲撃前のBGMが美しい… |
9 | 京都より | コベニ無双!! |
10 | もっとボロボロ | 超インテリ作戦、開始! |
11 | 作戦開始 | 未来最高!!未来最高!! |
12 | 日本刀VSチェンソー | 綺麗な劇伴に汚い絶叫 |
・無料でみられる「チェンソーマン」エピソード・見逃し配信一覧
■アニメ『チェンソーマン』を配信中の主な動画配信サービス(2023年2月22日時点)
ABEMA、Amazon Prime Video、dアニメストア、Netflix、Hulu、U-NEXT、ほか