「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在単行本が18巻まで発売されている「チェンソーマン」(作・藤本タツキ)は、2022年7月13日から原作第二部が「少年ジャンプ+」にて連載中です。
アニメ版「チェンソーマン」ですが、1期が2022年10月~12月に放送されました。本記事ではTVアニメ「チェンソーマン」2期制作の可能性や、アニメ1期の制作会社はどんなところなのかを解説していきます。
目次
- 「レゼ篇」映画化決定!公開はいつ?
- アニメ「チェンソーマン」2期はある?
- アニメ「チェンソーマン」とは?あらすじと原作漫画を紹介
- アニメ1期の制作会社・MAPPAを解説
- アニメ「チェンソーマン」1期の製作体制を解説。製作委員会方式とは?
- まとめ
「レゼ篇」映画化決定!公開はいつ?
2023年12月17日開催の「ジャンプフェスタ2024」内ステージにて、映画「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」の制作決定が発表されました。公開時期などはまだ明らかにされていません。
制作会社やスタッフは?
制作会社や、監督・脚本といったスタッフについてもまだ発表されていません。ただし、映画のマルシー(権利表記)がTVアニメ版と同様の「(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA」にて記載されていることから、TV版同様にMAPPAがアニメーション制作を担当するのではと推測されます。
アニメ「チェンソーマン」2期はある?
現時点でアニメ「チェンソーマン」2期の制作は未定です。ですが原作コミックのストーリーも多くが残されている点や、アニメ1期がSNSなどでも非常に話題になった点から、2期が制作される可能性は高そうです。
また1期最終回である第12話のラストで、原作コミックで重要な立ち位置にあるキャラ・レゼが一瞬登場しているなど、続編への期待が持てる内容となっていました。こちらは映画「レゼ篇」で続きが描かれることとなりそうです。
放送されるならいつ頃?
一般的に、アニメのシーズンとシーズンの間は1年~2年ほどのスパンがあることが多いです。さらに映画「レゼ篇」が制作されることを鑑みると、1期からの期間はかなり広がると考えられます。
映画「レゼ篇」制作決定は2023年12月17日に発表されています。仮に映画が発表から約半年後の2024年7月に公開となった場合、2期は2025年7月~2026年7月ごろの放送となるのではないでしょうか?
ちなみにアニメ「チェンソーマン」と同じくMAPPA(マッパ)がアニメーション制作を担当した「ゾンビランドサガ」は、1期放送後から2期放送開始までの期間が2年3カ月となっています。
ネット配信はある?無料配信は?
2期が制作される場合のネット配信の有無ですが、1期が各種配信プラットフォームで配信されていた点からも、実施される可能性は高そうです。実施される場合、1期を配信しているPrime Video(アマプラ)やABEMA(アベマ)などが入荷するのではないでしょうか?
また無料配信についても、1期同様であればABEMA、ニコニコチャンネル、ネットもテレ東といったサービスでの実施が期待できます。
アニメ「チェンソーマン」とは?あらすじと原作漫画を紹介
血みどろの戦闘描写とコミカルなキャラクター像が特徴的な「チェンソーマン」は、「週刊少年ジャンプ」にて第一部が連載され、第二部が2022年7月13日より「少年ジャンプ+」にて連載中です。単行本は2024年8月現在で18巻まで発売され、累計発行部数は2800万部を突破しています。
イントロダクション
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。
親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。
薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、
悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る──。
アニメ1期の制作会社・MAPPAを解説
アニメ「チェンソーマン」1期の制作会社は、「呪術廻戦」や「ドロヘドロ」といった人気漫画原作のアニメを数多く手がけているMAPPAです。MAPPAは「HUNTER×HUNTER」(2011年放送版)や「DEATH NOTE」などを制作したマッドハウスのプロデューサーであった丸山正雄氏が、2011年6月に設立したアニメ制作会社で、東京と仙台にスタジオを抱えています。
「チェンソーマン」作者の藤本タツキ氏は、アニメ公式サイトにて「ドロヘドロと呪術廻戦のパクリみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!?そりゃもう何も言う事ないじゃないですか!!」とコメントを発表しており、全幅の信頼を置いていることが窺えます。
「呪術廻戦」は原作準拠のストーリー構成となり、迫力あるアニメならではの呪術表現と戦闘アクションで原作ファン・アニメファンを魅了。映画「劇場版 呪術廻戦 0」は、興行収入138億円を突破した大ヒット作となりました。
また、MAPPAが2016年に発表した映画「この世界の片隅に」も、口コミを中心に異例のロングランヒットを記録し、累計興収は27億円に。世界的にも注目を集めている、日本を代表するアニメスタジオの1つとなっています。
アニメ「チェンソーマン」1期の製作体制を解説。製作委員会方式とは?
アニメ「チェンソーマン」の制作を手がけたMAPPAですが、エンディングクレジットでは「制作・製作」となっており、本作への出資も行っています。また「製作」はMAPPAのみであり、製作委員会方式ではないことも窺えます。
「制作」と「製作」は言葉上似ていますが、アニメにおいては下記のような意味となります。
・制作:絵コンテや作画、撮影などの各工程を経て、実際のアニメ作品を作り上げること
・製作:資金を集めてアニメ作品を作る企画・宣伝などを行い、興行やグッズ収入などで利益を得ること
多くのアニメ制作スタジオは、集められた資金から制作予算を割り当てられ、請負としてアニメ作品を制作します。そのため作品の権利を持っていないことが多く、その場合は作品がヒットした場合のグッズ収入や興行収入を得ることはできません。
また、90年代から現在までアニメにおいて用いられている製作委員会方式とは、テレビ局やビデオメーカー、原作を持つ出版社などがそれぞれ出資を行い、最終的な利益を製作委員会に集めたのち、出資金額に基づいて各社へ分配するビジネスモデルです。
アニメ作品を作るためには、数億円規模の予算が必要になり、制作期間も数年に及びます。作品を作り上げ完成させて発表するまでの間、権利を持った何社かでリスク分散することで、これまで数多くのアニメ作品が作られてきました。
しかし、昨今では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズにて株式会社カラーが1社全額出資にて製作および制作をして大ヒットを記録したほか、「鬼滅の刃」も出版社の集英社、メーカーのアニプレックス、制作スタジオのufotableの3社のみによる出資で、同じく大ヒットしています。
製作委員会を組織しないアニメ作品作りも出てくるなか、「チェンソーマン」もMAPPAが単独で出資を行い、製作する体制となっていました。
まとめ
アニメ「チェンソーマン」は、1期が2022年10月~12月に放送されました。2期の制作は未定ですが、1期の好評により可能性は高いと考えられます。また1期は現在、ABEMAなどの配信プラットフォームで配信されているので、手軽にもう一度見直すことが可能です。
(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
アニメ『チェンソーマン』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 犬とチェンソー | 忖度なしのMAPPAの全力 |
2 | 東京到着 | エッチ確認! |
3 | ニャーコの行方 | 魔人との契約(揉み) |
4 | 救出 | 夢バトルしようぜ! |
5 | 銃の悪魔 | エロいよ!!マキマさん |
6 | デンジを殺せ | コベニが大暴れ!! |
7 | キスの味 | そこはモザイクかかるのか… |
8 | 銃声 | 襲撃前のBGMが美しい… |
9 | 京都より | コベニ無双!! |
10 | もっとボロボロ | 超インテリ作戦、開始! |
11 | 作戦開始 | 未来最高!!未来最高!! |
12 | 日本刀VSチェンソー | 綺麗な劇伴に汚い絶叫 |
・無料でみられる「チェンソーマン」エピソード・見逃し配信一覧
■アニメ『チェンソーマン』を配信中の主な動画配信サービス(2023年2月22日時点)
ABEMA、Amazon Prime Video、dアニメストア、Netflix、Hulu、U-NEXT、ほか
「チェンソーマン」原作漫画